ペットを飼いたいという、動物好きの看護師も中にはいます。看護師は人の命を預かる仕事のため、犬や猫などのペットを飼うのに向いていると言えるでしょう。しかし、好きという理由だけで安易にペットを飼い始めるのは注意しなければなりません。特にフルタイムで一人暮らしの場合は、必然的にペットと触れ合う時間が限られてしまううえ、生き物である以上それなりの手間も生じ得ます。
ハードワークになりがちな看護師の仕事を終えた後、少ない時間でペットのお世話をするのは場合によって負担になる可能性もあるでしょう。もしペットの扱いがおざなりになるようでは、双方にとって良いことではないはずです。さらに、ペットのお世話疲れにより仕事面に影響を及ぼし、パフォーマンスの低下も招きかねません。
実際、一人暮らしの看護師がペットを飼う割合はあまり多くないのが現状です。家族と共に暮らす看護師の場合は、分担してお世話できることから飼っている割合は増えます。一方で、一人暮らしの看護師に関しては、負担を考慮してあえて控えるケースが多いのです。
動物も命ある存在である以上、責任をもって飼えるのか考える必要があります。また、特に看護師の仕事は楽でないことから、より一層の慎重な判断が求められるでしょう。もしそれでも飼いたい場合は、周囲からサポートを受けられるか考えてみることが大切です。たとえば、仕事のときは近くの実家に預けるなど、対策を講じることでペットとも上手に付き合えるでしょう。